国際文化理容美容専門学校
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  • 15.12.07
  • 師走の美容食

 「行事食」という言葉を最近よく耳にします。四季折々の行事に食べる特別料理のことで、たとえば、1月なら正月のお雑煮や7日の七草粥。端午の節句の柏餅。七夕のそうめん。いろいろありますが、12月はそんな行事食が特に多い月なのだと聞きました。

 なぜ12月に多いのかというと、まず何と言ってもこの時期は冬の始まりで、風邪をひいたり体調を崩しやすい時期。また、1年の疲れがたまっている時期でもあります。さらに北風ぴゅーぴゅーで肌がかさかさ、のどもがらがらに。現代はまた忘年会のシーズンで、どうしても暴飲暴食をしてしまいます。まさに健康と美容には鬼門の月なのです。そういう時に何を食べればよいのか、どうすれば明くる年を元気にスタートできるかを、昔の人はよく知っていたのでしょうか。

 1年中で、昼の時間が一番短くて夜の時間が一番長い日を冬至といいます。今年の冬至は12月22日(火)。東京の日の出は6時47分で日の入りは16時32分です。夏至(昼が一番長い日)と比べると、2時間21分も遅く日が出て、2時間29分早く日が沈みます。つまり、ざっと5時間も昼が短いということです。

 冬至というとかぼちゃです。冬至にかぼちゃを食べるというのは、かぼちゃに含まれるビタミンAやカロチンが風邪の予防になるとか、食料不足のこの時期にかぼちゃで栄養を摂るためとか、いろいろ理由があるようです。

 冬至というのは昼が短い日、つまり太陽不足ということなので、カボチャを金色の太陽に見立てたという説もどこかで読んだ気がします。そういえば、冬至には柚子湯に入りますが、これも黄色い柚子を太陽とみれば納得がいきます。

 

そば.jpg

 

 1年の締めくくりは「年越し蕎麦」ですが、30年ほど前までは「商売をしている店の人が食べるもの」というイメージがありました。

 その頃の大晦日といえば、美容室にとって1年で一番忙しい日でした。当時は二年参りや初詣に出かける際に、着物を着て日本髪やアップに結い上げた女性がたくさんいました。大晦日の夜遅くまで、そういうお客様で美容室はてんてこ舞いという光景も珍しくありませんでした。

 古老の美容師さんから「紅白歌合戦を見る暇もなく働いて、除夜の鐘が響くあたりで一段落し、そこで年越し蕎麦をすすったものだ」と聞いたことがあります。年越し蕎麦というのは、「ああ、今年も終わった、よく働いたな」という思いで味わったものだったのです。

 正月に晴れ着を着る人も、日本髪に結い上げる人もめったにみられなくなりました。美容室も、大晦日を休むところが増えました。そして、年越し蕎麦の習慣だけが残りました。

 日本人の働き方がいろいろ議論の対象になっています。現代の人からすれば除夜の鐘まで働くなんてありえないことだと思います。ただ、いいとか悪いとかではなく、そういう時代があって現在があるということを、今年の大晦日は蕎麦を食べながら、少しだけ考えてみようかと思っています。(S)

 (国際文化学園FaceBook 〈11月30日〜12月4日〉を再構成したものです)

 

 

 

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