国際文化理容美容専門学校
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  • 16.01.25
  • ジーンズ

 先週水曜日、1月20日という日は、アメリカでは特別な日でした。新大統領の就任式がこの日に行われることが決まっているのだそうです。来年がその日にあたり、現職のオバマ大統領は今が二期目ですので、何事もなければ今年いっぱいで退き、来年は新しい大統領が誕生することになります。

 大統領という仕事が激務であることを私が言うまでもないことですが、オバマさんも大変だなあと素朴に感じたことがあります。

 数年前、メジャーリーグの始球式に登場したオバマ氏はゆったりとしたジーンズをはいていたのですが、それを「マム・ジーンズ」とネットなどで酷評されたのです。マム・ジーンズとは、ママ(おばさん)がはくようなジーンズということです。大統領たるものが、そんな格好悪いジーンズをはくなよ、ということなのでしょうか?そんなことで批判されるほど、アメリカ国民にとって大統領は身近な存在であるということに羨望の思いをいだくとともに、ジーンズもまた、アメリカ人には特別な存在なのだということに驚いたものです。

 自動車、家電、ジャンクフードなど、カジュアルでポップなアメリカンスタイルは、日本人の生活に深くはいり込んでいますが、とりわけジーンズファッションは、今や日本人の定番ともいえるものになっています。

 繊維を研究している大学の先生が、「日本にはジーパンの『下地』があったのだ」と話してくれたことがあります。

 ジーンズというのはデニムの生地で作られますが、デニムとは綾織りという、織柄が斜めやジグザグに現れる生地のことですが、綾織りを日本人は得意とし、古くから「足袋」などにも用いています。足袋の裏地には、ごわごわとした幾何学的なヒダの線が走っていますが、確かに、ジーパンの生地を拡大鏡で見てみるとそっくりです。戦後、わずか10年ほどで、日本がデニム生産量世界一になったというのも、これほどジーンズが国民に愛されたのも、実は、昔からの日本の伝統技術があったからなのではないでしょうか。

 

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 40年近く前のこと、大阪大学文学部非常勤講師のペンダ先生(アメリカ人)は、授業に5分程遅れて来た女子学生に「ジーパンの女の子は出て行きなさい」と怒鳴りつけ、続けて「男子学生ならともかく、ジーパンをはいている女学生とは何も話すことはない」とやってしまいました。今ならセクハラとパワハラで大変なことになりそうですが、その時は、そっちでは問題にならなかったのに、「どうして学校にジーパンで来てはいけないのか」と、学生自治会が騒ぎ始めてしまいました。いろいろごたごたがありましたが、結局その先生はアメリカに帰ってしまいました。

 最近はジーンズもおしゃれな服装とみなされ、たいていの場所にははいて行くことができますが、昔は、大きなホテルやパーティ会場では、入り口で退場させられることも珍しくありませんでした。

 理美容室のスタッフでもジーンズは当たり前になっています。これも、昔のお客様にはかなり抵抗があったと思います。時代が移りジーンズが市民権を得たのか、世の中が寛容になったのかはよく分りませんが、古い時代の人間としては、ジーンズ、いやジーパンはカジュアルウェアの王ではあっても、やはりカジュアルであり、それにふさわしい場があるのではないかなどと、古いことを考えてしまいます。(S)

(国際文化学園FaceBook 〈1月18日〜22日〉を再構成したものです)

 

 

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