国際文化理容美容専門学校

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  • 04.06.01
  • 書籍|2004年_着付の典

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国際文化技術叢書2
着付の典(きつけのてん)
かさね・あわせ・むすぶ

本書の特徴

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婚礼着付技術の基本を、写真とイラストで視覚的にしっかり学べます。婚礼サロンで即使える技術を身につけることを目的に、着付はもちろん、かつらの扱いや花嫁の動きを助ける技術、助手の仕事など、婚礼の現場で本当に必要となる技術をパート別に掲載。婚礼着付・初心者から上級者まで、幅広くお使いいただけます。

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著者のことば

ものは、“かさね、あわせ、むすぶ”という動作の繰り返しで、身につけられていきます。花嫁のお仕度も同じことで、留袖や振袖の着付技術と、打掛や本振袖の着付技術に違いはないのですが、実際には、花嫁のお仕度は、より高い技術に加え、幅広い知識と細やかな気配りが要求されます。衣裳も重く、より豪華になりますので、取り扱いにも十分注意しなければなりません。

婚礼の当日、スムーズにお仕度するためには、衣裳や小物の種類を覚え、全体の流れを把握し、きちんと準備が整っていることが大切で、花嫁の動きを、その都度、助けることのできる技術も必要です。そして着付の過程では、その動作の一つ一つを厳かな気持ちで進めていきたいものです。

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重ね、合わせたきものは、腰紐、伊達〆、帯、帯揚げ、帯〆、帯枕の紐など、締める場所や目的によって巾、長さの異なる様々な紐で結ばれ、身につけられていきますが、この「紐を結ぶ」という動作は、「人と人、家と家との縁を結ぶ」という結婚の意義にも通じるものがあります。紐を「結ぶ」という動作の繰り返しが、花嫁の心構えに繋がります。全てのお仕度が整った後、その場に感じるピンと張りつめたような気構えは、この「結ぶ」という動作が生み出すものかもしれません。

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さらに、これらの紐の締め方に必要な強弱をつけられるようになり、着付が上手な技術者といわれるようになることでしょう。

上手な着付ときれいな着付は違います。上手な技術者になることが第一で、何回も結ぶ手順を経て、締め加減、つまり手加減を覚えることが本当の技術です。衣を重ね合わせていく過程で、決め所となるポイントを、正しい位置に、点と点でおさめて結ぶことで、最終的に、美しくきれいな着付もできるようになります。

学校法人 国際文化学園
国際文化理容美容専門学校
荘司 礼子

目次

著者のことば
PART_01 装いのかたち
PART_02 きものの文様
PART_03 打掛花嫁の基本技術
PART_04 本振袖/おはしょりの着付
PART_05 お引摺り/黒振袖の着付と帯
PART_06 本振袖の変わり結び
PART_07 花嫁着付/助手の仕事
PART_08 動きを助ける技術
PART_09 補整の考え方と方法
PART_10 着付の準備と後始末
PART_11 花嫁のかつらと化粧
PART_12 男子・紋服の着付

婚礼着付技術の全てを一冊に

▽ 和装花嫁の装い
〜ベーシックからモダンまで〜
○装いのかたち:今の婚礼サロンのニーズに即した和装花嫁スタイルを満載。
○きものの文様:婚礼の現場で働く技術者として覚えておきたい、お祝いの席に用いられる吉祥文様、有職文様を系統別に分類し掲載。文様の種類と名称の他、きものの模様配置を写真、イラストで解説。

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▽豊富な写真と分かりやすい図解が特長の見て習える技術解説ページ。

○打掛花嫁の基本技術(おはしょりの技術を除く、ほとんど全ての着付技術が集約された打掛花嫁技術を細かく丁寧に解説):長襦袢着付(衿合わせ・衿抜きの違い、胸紐の位置と締め方、裾合わせ・腰紐の位置と締め方、伊達巻の巻き方、衿崩れを防ぐポイントなど)。掛下着付(着せ掛け、裾の引き加減と合わせ方、衿合わせ、伊達巻)。掛下文庫と花嫁の小物(帯の回し方から文庫、抱え帯の結び方、花嫁の小物の名称とおさめ方まで)。打掛着付(文庫のたたみ方、打掛の着せ方など)。

○本振袖/おはしょりの着付:着せ掛けから裾合わせ、衿合わせ、おはしょりの整え方まで。丸帯・本立て矢の結び方。

○お引摺り/黒振袖の着付と帯:裾の決め方、合わせ方、衿合わせのポイント。立て矢系帯結び・相生結びの結び方。しごきの結び方。

○本振袖の変わり結び:立て矢系二種(春霞、熨斗結び)、文庫系(蝶文庫)。

○花嫁着付/助手の仕事:技術者が仕事を的確に、早く進めるために必要な手助けをする「助手」の役割、技術と考え方を技術解説。

○動きを助ける技術:打掛掻取の技術をはじめ、椅子にすわる、座敷に座る、褄をとる、車に乗るなど、花嫁が動く際に必要となる技術を分かりやすく解説。

○補整の考え方と方法(必要最小限の補整はきものの種類と着用の目的によって異なる):補整は何のためにするのか?タオル補整とコットン補整の方法。

○着付の準備と後始末:図解・着付に必要なものを準備する。衿芯のたたみ方、半衿の付け方、掛下・打掛の衿綴じ、帯のたたみ方なども写真とイラストで分かりやすく解説。

○花嫁のかつらと化粧:和装花嫁のお仕度をする上で不可欠な日本髪かつら。かつらを初めて扱う方にも理解しやすいよう、写真・イラストでかつらの構造と各部名称、かつらの下地作り、かつらの扱い方(持ち方、被せ方、外し方、しまい方)、髪飾りと被り物のつけ方を技術解説。きもの姿を美しく見せる姿勢、和装花嫁の化粧についても解説。

○男子・紋服の着付:長襦袢着付のポイントから袴、羽織の着付まで

お問い合わせ

国際文化技術叢書2
こくさいぶんかがくえん ぎじゅつそうしょ

着付の典
きつけのてん
かさね・あわせ・むすぶ
2004年6月1日 初版第一刷発行
カラー:32ページ/モノクロ:116ページ

発行人/平野 徹
監修/武市 昌子
著書/荘司 礼子

発行所/学校法人国際文化学園・国際文化出版局
〒150-0045 東京都渋谷区神泉町5-3
TEL:03-3462-1448(代表)
FAX:03-5459-7136(広報編集部)

印刷/凸版印刷株式会社
定価/¥4,200(税抜き¥4,000円+税)

禁無断転載・複写 Copyright Kokusaibunka-shuppankyoku 2004 printed in Japan

着付の典

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