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  • 06.04.20
  • 海外の様子|2006年04月20日|Mode Seminar

パリ・モードセミナー

20051219_ABy_DSC_001.jpg

STUDIO GABRIEL(スタジオ・ガブリエル)というパリでも有名なテレビ局のスタジオで行われたパリ・モードセミナー。

彼(写真右)が、Salons D'hotes Directeur de artistique(サロン・ドット・アートディレクター)、Jean-Claude GALLON(ジャン・クロード・ギャロン)氏です。

今回のセミナー全体のイメージ、コンセプト、ヘアスタイル、すべて彼の手によるものです。今回のセミナーのコンセプトは、一言で言うならば『時代ごとにジャン・クロード・ギャロン氏が表現するヘアイメージ』という感じでしょうか。

ショーの始めには、サロン・ドットのスタッフも6名もステージで それぞれのイメージするスタイルを披露。その後、ジャン・クロード・ギャロンによるカットスタイルのデモンストレーション。

20051219_ABy_DSC_002.jpgカットはすべてバリカンを使って行います、そのカット技法も興味深いですが、やはりバランス感覚です。髪を動かし全体のバランスを見ながらカットを進めて行きます。

20051219_ABy_DSC_003.jpgヘアスタイルそのもののバランスもさることながら、やはりそのモデルさんに合わせたバランス。大事な事だと痛感します。

20051219_ABy_DSC_004.jpgさて、雰囲気は一変します。次はシニオン(アップヘア)です。驚くようなスピードで作り上げられて行くアップスタイル、会場からは大きな歓声が上がります。

このシニオンのモデルさん、ライトの関係で服の色が若干違って見えますが、上の写真(カットのモデルさん)と同じモデルさん。さて、このブロンドのヘア、どこからどうやって現れたのでしょう??

海外研修に参加した2年生の皆さんは、分かりますよね。疑問に思う人は、2年生の先輩に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

1920年、30年代をイメージ

20051219_ABy_DSC_005.jpgここからは先に書いたジャン・クロード・ギャロンの提案する年代ごとのイメージ。

最初は、1920年、30年代をイメージしセットしたヘアスタイル。フィンガーウェーブをふんだんに用いて作り上げれたスタイルは、古いスタイルのはずが、なぜか新しさを感じるものになっていました。

1950年代をイメージ

20051219_ABy_DSC_006.jpg50年代を代表するマリリンモンローのような、女性らしさ、エレガントさを感じさせるスタイルに、そのヘアには帽子風にまとめたシニオンを作成し、よりエレガントさを感じさせるものになっていました。

1960年、70年代をイメージ

20051219_ABy_DSC_007.jpgまさにヒッピーです。ビートルズの曲にのってステージを動き回るモデルさん。

ヘアスタイルは、アイロンで髪の毛にカールやウェーブをつくったり、ピンに髪の毛を巻き付け固定したり、様々なディティールの髪をイレギュラーに配置します。これもバランス感覚ですね。

1980年代をイメージ

20051219_ABy_DSC_008.jpgパンクです。カラフルな色に染められたエクステンション(付け毛)をふんだんに使い、ヘアスタイルも衣装も80年代に流行したパンク・ミュージックを思わせる不良っぽさが出ていますよね。

1990年代をイメージ

20051219_ABy_DSC_009.jpg20051219_ABy_DSC_010.jpg90年代に代表される『漫画』この漫画は、フランスでも『MANGA』という一つの言葉になっています。特に日本の漫画はフランスでの評価が高いようで、書店などでも日本の漫画をよく見かけます。

モデルさんは、ポラロイドカメラで学生を撮影しながらコミカルな動きで会場を盛り上げました。

2006年をイメージ

20051219_ABy_DSC_011.jpg『今』をイメージして作られたヘアスタイル。かっこよく、そしてワイルド、しかしどこか上品さを感じます。ジャン・クロード・ギャロン氏の作るヘアスタイルは、いつもどこかに上品さを感じる事が多くあります。

2049年をイメージ

20051219_ABy_DSC_012.jpg20051219_ABy_DSC_013.jpg20051219_ABy_DSC_014.jpg『未来』です。
数えきれないほどに使われたピン、均等にそして整然と並んでいたピンをずらし、動かし、場所によってはピンを外し、立体的に作り上げられていくスタイル。

最初に身にまとっていた布を徐々にはがしていくジャン・クロード・ギャロン氏、その中からは、全身を白い粉に包まれたヌードのモデルさんが出現します。

会場からは、歓喜の声が。。。。まさに『未来』そして『幻想的』とも思える作品でした。今回、激しいダンスやコミカルな動きで会場を沸かせたこのモデルさん達は、じつはモデルさんではなくパリでも歴史あるキャバレー『LIDO』のダンサーでした。

ダンサーの方々に協力をしてもらった事で、よりエンターテイメント性を持ったセミナーになったと思います。

フィナーレ

20051219_ABy_DSC_015.jpg20051219_ABy_DSC_016.jpg大きな歓声と拍手の中フィナーレをむかえ、そしてディプロマの授与、最後にはスタッフ、モデル、学生全員での集合写真です。

このセミナーの構成やヘアスタイルを考えたジャン・クロード・ギャロン氏、いつも『あっ』と驚くスタイルを提案します。技術もさることながら、その想像力や発想力には、勉強させてもらう事がたくさんあります。

この想像力、発想力は、たくさんの情報を見たり聞いたり、感じたりする日々の積み重ねによって生まれるものなのかもしれません。

今回、サロンドットスタッフとして参加をさせていただいた私自身もジャン・クロード・ギャロン氏のもと日々勉強を続けていこうと感じています。

国際文化学園 企画室(PARIS France)

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