日本でいう旧正月？　この週末は中国の年越しの お祝いで、パリは賑わいました。日本も昔は太陰暦で この春節に年越しをしたそうですね。中国の方に聞くとインターナショナルな新年とは別に、今でも国では休日になり春節を祝っているそーです。


今年は辰年「ドラゴン」はフランスの子供たちにも人気で、パレードのドラゴンを見ようと寒い中、もの凄い人出。


こんな沢山の人が来るなんて（私もその一人だけど）。それだけ中国への関心が高まっているって事でしょうか？


シンバルや太鼓の音に合わせて中国伝統芸能の舞いや中国獅子、龍が華やかに舞っていました。こんなにも華やかで色の溢れたイメージがなかったので新鮮でした。


何よりも驚いたのは爆竹。チャイナタウンの あちらこちらから聞こえる、もの凄い爆発音。何処で、何が起こっているのかと、目をバチクリ、キョロキョロしてしまいました。


文化の違いは いかに不思議なもので、爆竹は不良の子供たちのお遊びという感があり、攻撃／破壊的なバイオレンスなイメージを持っており。


店頭に吊された、膨大な爆竹を見て、これをいっぺんに鳴らす事なんて！　想像がつかないだけでなく、眉をひそめ横目で眺めていましたが、目の前でそれが始まったら、その豪快さに圧倒されるばかり！


鳴り終わると、辺りは真っ白な煙でいっぱい。上から降ってくる灰？を浴びながら人々は「ボンナネ！（＝明けましておめでとう！）」と声を掛け合ってニコニコしている。


気がつくと一緒に春節を迎える喜びを共有している。これからはきっと爆竹の音を聞いても眉間にしわを寄せる事も無く微笑んでいるでしょう。パリで出会った中国は、本来は近い筈なのに思いのほか遠かったのだと気がつき、改めて興味を惹かれる国でした。

国際文化学園　企画室(PARIS France)