Festival des art de la rue [ ストリートアートのフェスティバル ]。
もとを辿れば大道芸や旅を続けるサーカス一座。むかし、むかーしから ヨーロッパに根付き、親しまれている人達ですが、そんな中から今までに無いオリジナリティやクリエイティビティを発信する。グループも出て来て、今ではストリートアートとまで云われる様になりました。そんな一座を一同に集めたフェスティバルが夕刻から夜中にかけて、ラ・デファンス（新凱旋門）で行われました。


想像以上の暗さと人混みで写真が全部真っ暗。。。ごめんなさい。古典的な美しさを誇るパリには、可哀想なほど 新建築で囲まれた地域というのが、私の[ ラ・デファンス ] の印象。そんな高層ビルに囲まれた場所は夜になり、一斉に商店が閉まると無機質で閑散とした不思議な空間を造り出していました。


そんな場所に現れたスチールの巨大なモニュメントは、黄色い間接照明に照らされて、それだけでも美しい。そこに一座の座長と仲間？がやってくる。スチールのモニュメントに辿り着くと一斉にバラバラに散る。駆け回る人、よじ登る人、操作？する人、バラバラなのに それぞれが出す音は ちゃんと面白い音楽になっている。


その人達の動きは綱渡りだったり、空中ブランコだったり、サーカスの面白さが散りばめられ、その動きやシーンが変わる度に、そのモニュメントが海賊船に見えたり、機械工場に見えたり、森の中に見えたりするから不思議。


新しいのだか、古びれてボロボロなんだか、美しいのか、ゴチャゴチャなのか。目を凝らして見れば見るほど、何かが見えてくる気がする。久しぶりに前衛的な何か？を見た気がしました。

国際文化学園　企画室(PARIS France)