クリスマスツリー。仏語では、サパン・ドゥ・ノエルといいます。高さ35m、重さ10トンもある、大きな大きな もみの木がコンコルド広場に飾られました。この もみの木はMoselle（モゼル）のAbreschviller（アブレシュヴィエ）という森からやって来たそうです。広場に飾られる もみの木は大きくても10m前後ですから、過去、例にない大仕事だったようです。


これは、forestiers de l'ONF：Office-National-Forets （森林組合協会）の人々の協力なしでは、なし得なかったプロジェクトです。ちょっと お話を聞いてみました。まずは選木：この樹を探すのに５日はかかったとの事。次は伐採：通常の伐木 / 伐倒という訳にもいかないので、択伐という方法をとられたそうです。それは樹を切り倒さずに杭（くい）を打ち込み、一週間かけて３人の木こりさん？が、樹にのぼり枝打ちをします。

そして最後に この杭（食い）と共に引き抜き、トラックに積み込むといった具合です。運材も あまりにも長ーいトラックなので、パリに着くまでポリスに誘導してもらうなど、沢山の人々が関わっての もみの木の到着でした。来年の１月3日まで コンコルド広場にあります。この時期パリを訪れる方は是非！


それにしても森で働く人々の お話を聞くのは楽しいものです。全体のバランスをとりながら個を考えます。みんなが そんな風に出来ると良いのにな。自分の場所だけを良くするのでなくて、みんなの居る地球のバランスを考えたい。良いノエルを！

国際文化学園　企画室(PARIS France)