過日、国分寺校にこんなお客様がありました。

　お客様といっても卒業生で、しかも124期生というから、一昨年に卒業したばかりの、まだまだ“湯気が立っている”卒業生であります。

　名前を、依光 遼（ヨリミツ　リョウ）さんといって、国分寺校の卒業生。イギリス・ロンドンからの帰国直後で、挨拶に来校したというから、なかなか義理堅い御仁であります。

　聞くところによりますと、彼は国分寺校卒業後、就職せずにそのままロンドンの“サスーンスクール”に参加したそうで、まず半年間のスクールを修了した後、さらに続けて半年間のスクールに参加、計1年もの期間、ロンドンの“サスーンスクール”で、日夜“サスーンカット”の修得に励んだそうであります。

　そして2018年夏。満を持して日本に帰国、ある美容サロンのセット面を借りて、いわゆる“面貸し”営業を始めるのだそうであります。

　「在学中は勉強もよくでき、学科に関しては優秀でした。何に対しても非常にマイペース（遅いということではない）で、枠にとらわれない学生でした。実習でも、自分が納得いかないことがあれば納得いくまで突き詰める“探求型”といった授業姿勢でした」とは、担任の弁。

　百人百様、人はそれぞれ。“人はそれぞれの道を歩く”という当たり前のことを再認識させてくれる卒業生であります。