学生全員が登校しての通常授業が始まっている本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)。先日、ほぼ一週間が経過した渋谷校の教室を覗いてみると、こんな授業が展開されておりました。

　写真は、渋谷校1号館、1年生（134期）の授業。国家試験課題の『ワインディング』（パーマをかけるためのロット巻きの技術）をしております。1年生（134期）は6月1日に初登校し、間髪入れず密を避けるべく学生の半数が登校しての実習授業が開始されたので、授業開始からほぼ一ヶ月が経過した状態といったところか。

　通常は、担任がタイムキーパーとなって時間計測をし、学生は皆一緒になってロット巻きに興じている、というのがよく目にする光景。だけど、このクラスは少し様子が違う。このクラス、担任がタイムキーパー役というのは変わらずも、学生が全員一緒にロットを巻くわけではなく、2人コンビになって一方がロット巻きをし、一方がそれをスマホで動画撮影するという、一風変わった授業を展開しておりました。

　聞けば、この動画を撮るという授業方法は一般的なものではないそうで、このクラスオリジナルだとか（確認したわけではないので、他のクラス、他の学校でもやっているかもしれませんよ）。で、撮った動画は授業中にもコンビ同士確認し合うし、なんなら自分のスマホに送ってもらい、後で復習する際の参考にする、といった使い方をするのだそう。

　で、思い当たった。これってスポーツのアスリートが自分のフォームを動画に撮り、それを確認しながらフォーム修正をする、というアレと同じじゃないのかと…。

　それがスポーツであろうとワインディングであろうと、自分を客観視するというのは、競技やら種目やら仕事やら、さらには民族やら人種やら、その他もろもろ、あらゆるモノの枠を超え、人類に共通する、自己成長に欠かせないプロセスなのでありましょう。