- 25.09.29
孝行者たち
[生きる]ということは[消費する]ということだ。
[水]を[空気]を[食糧]を[消費]しなければ、人は生きていけない。地球が与えてくれる、もしくは地球が生み出す[資源]を掠(かす)め取って生きているのだ。
それだけではない。[医療]や[福祉]、[教育]などなど、さまざまな[社会資本]の提供も受けて、人は豊かな[社会生活]が送れているのだ。
つまり、人は[自然界]と[社会]、双方からの[資源]を[受け取って]生きているといえるのだが、これを単純に[貰っている]と解釈していいものだろうか。
世の中、[タダ]で貰えるものなどないのだ。プレゼントだって[返礼]は必要だろうし、それが[品]なら尚よろし。
ワタクシたちは、[自然界]や[社会]から提供された[資源]、いわばプレゼントによって[成長]できているのだから、[成長]した曉には[お返し]しなければ[礼]をわきまえない[無礼者]になってしまうのではないか。
では、何を[お返し]して[無礼者]の誹(そし)りを回避すればいいのか…。
[お返し]はただ一つ、[労働]だ。
働いて得られる[賃金]そのものや、その[賃金]で買ったものの代金から[税金]が徴収され、その[税金]によって[社会インフラ]が整えられ、そのインフラを使って次世代の人が成長していく…。こうした[サイクル]で世の中は成り立っているのだから、[お返し]は[労働]以外に考えられまい。
先日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の『通信理容課 美容修得者課程』の学生が、一年半の修学を終えて[卒業]を迎え、『秋季卒業式』が行われた。
彼らはすでに[美容師免許]を持ち、充分[社会]に[労働]というカタチで[お返し]している面々だが、更に[理容師免許]をも取得して[労働]の幅を広げたいとする人たち。
イヤハヤ、なんともアッパレな心構えと行動、親孝行ならぬ[社会孝行]な[孝行者]なのでありましょう。
彼、彼女らの洋々たる前途に幸あれ! と願うばかりなのであります。
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