角野嘉則さん　#トップスタイリスト
村田佳代さん　#トップスタイリスト
立川枝里子さん　#スタイリスト

東京でも有数の人気大型店であるZA/ZAさんから、本学出身の3名のヘアスタイリストさんにお集まりいただき、美容師の仕事、特に、ヘアスタイリストの仕事についてお話をうかがいました。

Q. ZA/ZAでは どういうステップを踏んでランクアップしていくのか教えてください。

角野 平均的に、入社4年目で ジュニアスタイリストデビューし、そこからカットデビューをします。そして、月間指名数100名を達成した時に、一人前の「スタイリスト」になれます。それからトップスタイリスト、プレミアムスタイリストと進んでいきます。

立川 私は一昨年、入社6年目で月間指名数100名を達成し、「スタイリスト」デビューしました。

村田 私は5年目でしたが、年々スタッフも多くなり、月間指名数100名を達成するのも簡単ではなくなってきています。100名を達成した時は とても嬉しかったです。
100名というのは、たいへんな数字ですよね。

角野 この100名という数字が、美容師を続けていけるのかどうかの線引きになるような気がします。残念ですが、途中で挫折してしまう人もいます。それはだいたい、この月間指名数100名達成まで、我慢できない人ですね。

Q. 器用な人の方が早く100名を達成できるのですか？

村田 そうとも限りません。むしろ、残った人の中には スロースターターが多い気がします。

立川 器用かどうかよりも、素直な気持ちを持っていることの方が大事だと思います。仕事なので、もちろん うまくいかないこともあります。自分でよかれと思ってやったことが、他の人には良くなかったということもあります。それを「受け止めて改善するぞ！」という気持ちが必要ですね。

Q. どういう人がスタイリストに向いていますか？

村田 相手のことを考えられる人、見返りを求めないで接客できる人、そういう人が結果的にはスタイリスト、トップスタイリストになっていけるような気がします。つまり美容師に向いているということなのかもしれません。

角野 あと、こだわり派の人の方が向いているかも。

Q. こだわり派とは？

角野 言いたいことが言えて、納得できないことは上司にも きちんと嫌だと言える人。

村田 角野さんのことですか(笑)。

角野 自分も まだまだですが(笑)、やっぱり自分の考えは持っていたいですね。それと、とにかく続けることが大事です。10年間続けてきたことで、ある程度は カットも 接客もできるようになりました。まだまだ向上心を持って頑張りますよ！

Q. 今日のメインテーマですが、ヘアスタイリストってどんな仕事ですか？

立川 夢にあふれた仕事だと思います。自分でも夢を持てますが、お客様にも夢を感じてもらえる、そんな仕事です。そのために、お客様一人一人にトータルでサポートさせていただきます。

角野 ZA/ZAでは、ヘア・メイク・エステ・ネイルと、さまざまな角度から お客様を美しくするプロデュースをしています。一つの枠に とらわれない感覚を持つことが ヘアスタイリストだと思います。

村田 何より「似合わせ」をすることが ヘアスタイリストの仕事。お客様ご自身が気づいていない、ご自身の魅力を引き出して差し上げることです。 定期的に各サロンの スタッフが集まり、合同 練習を行っている。厳しいチェックも、一日も早いデビューのため

角野 嘉則

趣味：自転車(本格派)、犬の散歩
ヘアスタイリストとしてやっていくには？：なんでもかんでもイエスだけではダメ。思ったことはしっかり言う。そのかわり、絶対続けること！

村田 佳代

趣味：ショッピング、コミュニケーション
ヘアスタイリストとは？：髪を切るだけじゃない。パーマをかけるだけじゃない。お客様の隠れた魅力を引き出すのが ヘアスタイリストの仕事です。

立川 枝里子

趣味：読書、美術館巡り
ヘアスタイリストの魅力は？：「自分も夢を持てて、お客様にも夢を感じてもらえる」そういうところですね♪